9.Amatsukazeとの連携

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RPi4録画ファイルシステム
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この章の説明

ここではRPi4システムとAmatsukazeシステムの連携の確認を行います。

RPi4システム設定の変更

まずはIPを固定化したことによってサーバー配置が決まったことで設定値が書けるようになりました。その部分を記載して行きます。

pi@rpi4:~ $ cd /home/samba/docker/dmer
pi@rpi4:/home/samba/docker/dmer $ sudo nano -c epgstation/config/qsvenc.sh

15列目の-rから始まる部分はAmatsukazeをインストールしたフォルダになります。特に変更していなければこのままです。113列から始まるipはAmatsukazeのIPアドレスを入力します。私の場合は192.168.0.22でした。141列から始まるパスは保存先フォルダになります。共有名等を変更していなければこのままです。なお変更する場合パスの\の一個は2個で一つと考えます。書き換える時に注意して下さい。186列目は録画ファイル保存元フォルダになります。ここも変更していなければこのままで構いません。録画先と保存先を変更したいなどの事が無い限りこのままでよいと思います。241行目が一番心配な所ですが8章の8.6.2最後で保存したプロファイル名がここになります。変更されていなければこのままでいいはずです。気を付けて下さい。
ここまで注意する場所とすればIPアドレスですね。ここは皆さんと環境が違う訳ですから変更する箇所になると思います。

録画実行

Amatsukazeシステム、RPi4システムが稼働している事を確認してからMainPCからepgstationの録画を実際にしてみて下さい。その際最初のうちは出来るだけ短い物を選ぶと良いでしょう。例えば3分物とかを各局選んで録画するのです。テストに30分物とかでやってたらいくら時間があっても足りません。録画の際Amatsukazeを選んでください。MainPCにもAmatsukazeを展開しAmatsukazeClient.vbsを起動させれば録画された後にどんな感じで変換されていくか確認できるでしょう。

ロゴデータの取得

この際にAmatsukaze側で黄色いマーカーで「ペンディング ロゴ設定がありません」と出て終了してしまうと思います。各局のロゴデータが無いとこのようになってしまいます。早急に対応しましょう。黄色い所で右クリックして「ロゴ生成」を選択します。この後一番下のシークバーで録画データを見ながら局ログのある場所を確認します。(ここからはロゴの著作権があるのでスクショで説明できないのですが)そのロゴをマウスで囲います。なるべくロゴだけを囲って下さい。その後左上の「ロゴスキャン」を押して解析を実行します。無事ロゴが取得できるとロゴ確認ウィンドウが出てこれでいいかを確認してきます。問題なけば採用を選びます。すると動画変換が自動的に進みます。終われば水色で終了。赤で終了した場合はMKVファイルが存在していたとかのエラーです。深緑はまだ実行中です。これを録画各局分行います。特に録画しない局まで作成する必要性はありませんが色々作っておくと今後いいかもしれません。

変換後のファイル確認

ファイルは録画ファイル名の後に.MKV及びCMだけの-CM.mkvさらにログファイルである-enc.logが作成されます。基本は.mkvを視聴してCMとか入っていないかを確認したりサイズやbpsなど確認して下さい。おそらく問題ないファイルに出来上がっていると思います。

ロゴデータを早急に作ることがコツ

これで録画から変換までが出来るようになりました。ロゴデータは都度確認して作ればいいのですが全部自動でできるようにするためには早めに作り上げておいた方が良いと思います。また局ロゴは各季節で作り替えする事が判明しています。こまめににロゴデータで止まってしまっていないか確認しておくようにしましょう。

録画元ファイルはsucceededへ

Amatsukazeの特徴として録画元ファイルはsucceededフォルダに強制移動させられます。EPGStationで管理したい場合ちょっとしたコツが必要になりますがここでは手動で移動させてしまいましょう。コツとはBATファイルを作ってしまう事です。AmatsukazeシステムのAmatsukazeフォルダ内にbatフォルダがあります。ここに以下のテキストのbatファイルを作成して下さい

@echo off
for /f "delims=" %%i in ("%IN_PATH%") do set IN_DIR=%%~dpi

if exist "%IN_DIR%..\succeeded" (
    move "%IN_PATH%.err" "%IN_DIR%.."
    move "%IN_PATH%.program.txt" "%IN_DIR%.."
    move "%IN_PATH%.trim.avs" "%IN_DIR%.."
    move "%IN_PATH%" "%IN_DIR%.."
    rd "%IN_DIR%..\succeeded"
    rd "%IN_DIR%..\failed"
) else if exist "%IN_DIR%\succeeded" (
    rd "%IN_DIR%\succeeded"
    rd "%IN_DIR%\failed"
)

これを「実行後_TS移動しない.bat」として保存します。AmatsukazeServerをタスクから一度停止しAmatsukaze.vbsからプロファイルのQSVEnc-720@30pを選択後に途中にある実行後バッチを「実行後_TS移動しない.bat」を選んで適用を選択します。その後AmatsukazeServerを起動します。これで録画元ファイルも元の位置に移動してくれます。

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