目的
ここでは先日書いたAmatsukazeの詳細をもうちょっとブラッシュアップしたいと思います。
チューンアップ
今の設定はこうでした。
--avhw --vpp-deinterlace normal --output-res 1280x720 --icq 23 --gop-len 300
これでも十分縮みますし品質も申し分ないのですがこの設定はちょっと前まで第三世代Intelコアで調整していた物でした。これだと第四世代で走らせるとおおよそ111fps近くで進みます。30分アニメ43154フレーム数を変換した後のサイズが本編202,133,370バイトでした。
ここからさらにサイズ縮小とfpsを上げる試みをしてみました。
今の設定は全てQSVに任せるためQSVに余裕が無いと変換に時間がかかってしまうようです。
またicq設定という物は品質を求めるにはいいのですがサイズを縮小しようと無理をかけると破綻しやすいというのをどこかで聞きました。またgop-lenも300でも十分シークには問題ないと思うのですが細かくシークさせたい場合詰めても問題ないというのが結果です。
そこで設定を一部変更しました。以下がその設定です。
--output-res 1280x720 --cqp 28:30:32 --gop-len 90
この設定ではインタレース解除をCPUでやらせなくてはなりません。プロファイルの全体は以下の様にしました。デコーダーもQSVからデフォルトにしました。(作者によるとあまりQSVデコーダーは出来が良くないそうです)
プロファイル名: QSVEncCQPYadifVppResize 更新日時: 2022年03月21日 02:48:58 エンコーダ: QSVEnc エンコーダ追加オプション: --output-res 1280x720 --cqp 28:30:32 --gop-len 90 JoinLogoScpコマンドファイル: チャンネル設定に従う JoinLogoScpオプション: チャンネル設定に従う chapter_exeオプション: MPEG2デコーダ: デフォルト H264デコーダ: デフォルト 出力フォーマット: MKV 出力選択: 本編とCMを分離 SCRenameによるリネームを行う: No SCRename書式: $SCtitle$\$SCtitle$ $SCpart$第$SCnumber$話 「$SCsubtitle$」 ($SCservice$) [$SCdate$] ジャンルごとにフォルダ分け: No 実行前バッチ: なし 実行後バッチ: 実行後_TS移動しない.bat フィルタ-CUDAで処理: No フィルタ-インターレース解除: Yes フィルタ-インターレース解除方法: Yadif フィルタ-出力fps: 30fps フィルタ-デブロッキング: No フィルタ-リサイズ: No フィルタ-時間軸安定化: No フィルタ-バンディング低減: No フィルタ-エッジ強調: No 2パス: No CMビットレート倍率: 0.5 自動ビットレート指定: No 自動ビットレート係数: 0.4:400:1.6 ニコニコ実況コメントを有効にする: Yes ニコニコ実況コメントのエラーを無視する: Yes NicoJKログから優先的にコメントを取得する: Yes NicoJK18サーバからコメントを取得する: Yes コメント出力フォーマット: 3 関連ファイル(*.err,*.program.txt)も処理: Yes 字幕を無効にする: No マッピングにないDRCS外字は無視する: Yes ロゴ検出判定しきい値を低くする: No ロゴ検出に失敗しても処理を続行する: No ロゴ消ししない: Yes メインフォーマット以外は結合しない: No システムにインストールされているAviSynthプラグインを有効にする: No ネットワーク越しに転送する場合のハッシュチェックを無効にする: Yes ログファイルを出力先に生成しない: No 一時ファイルを削除せずに残す: No PMT更新によるCM認識: なし ロゴ最長フェードフレーム数指定: なし スケジューリングリソース設定: 0:0:0 0:0:0 0:0:0 0:0:0 0:0:0
YadifというCPUフィルタを使います。
結果
これでどうなるかというと。
同じソースを変換するのに142.17fpsで進んでくれてサイズが本編147,958,820バイトに縮まりました。CQP指定でかなり厳しめの圧縮ですが私の見た目では破綻は起きていませんでした。202,133,370バイトから54MB縮めましたし速度もCPU負担が多少増えましたが誤差の範疇でしょう。
今後はこの設定を使っていきたいなと思います。
コメント