Narou.rbをDocker起動

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Narou.rbとは

ここは日本最大級の小説投稿サイトです。ここで書かれているものをブラウザが使えないKindle端末(いや、使えないとは言いませんがとても使い物にならないので)などで「縦書き」にして読むようにできるためのツール群がNarou.rbです。

Kindleとは

Kindleは軽くて長時間書籍を読むにはもってこいの端末なのですが、ブラウザが貧弱です。

余計なソフトが入っていないので電池の持ちも良いですし、何より液晶が見やすいです。

実は最近になってKindleにデータを入れるソフトが隠されてしまいました。

まだ有効なURLが残っているので今のうちにダウンロードしておきましょうという意味も含めて今回記事にしました。

自炊本を作る

小説家になろうでは推奨されていませんが、Kindleなどで読むには一旦小説をダウンロードして加工しないと見ることができません。この事を自炊するなんて言います。今回作るのはまずepubという形式のデータを作る事から進めなければならないのですが、小説はWebで公開されているPDFか直接見るだけのどちらかになっています。epub形式では落ちてきません。

そこで「小説のダウンロード」「epubへの変換」「Kindleフォーマットに変換」までを行ってくれるNarou.rbの登場です。WindowsでもRubyという言語を導入すれば使えるのですが、自宅サーバーなどを立ち上げてあればDockerでコンパクトにまとめてインストールできるように作者がコンテナ化されました。

情報が古い

しかし作者によって更新が停止されています。なぜならKindleのツールがダウンロードできなくなっているからです。amazonさん。ツール消すのはどうかと思いますがねぇ。

またepub作成ツールはどんどんアップデートされています。ですのでこちらも手動でダウンロードします。

Kindleツールは別サイトからダウンロードする事にします。現在存在が確認されているのは

の中にあるkindlegen_linux_2.6_i386_v2_9.tar.gzがあります。これは貴重なので永久保存しておきましょう。

あとはepub作成ツールであるAozoraEpub3です。これは

のリリースから最新のAozoraEpub3-1.1.1b14Q2.zipをダウンロードしておきます。

後日落とせない時はこれらファイルを利用するために保存しておいて下さい。

docker composeで起動

まずはファイルをdocker環境が動くマシンでクローンして下さい。

クローンしたfolderに移動して

docker compose up -d --build

各種ファイルをダウンロードして起動します。

その後

http://[docker環境のipアドレス]:8200/

でWeb操作画面が表示されます。使い方は中央付近に説明リンクがあります。

縦書き設定

起動したら右上の歯車アイコンを押して環境設定に入って下さい。

通常はWebと同じ横書きの状態になっています。

そこで出来上がるデータを縦書きにしたい場合、一か所変更する必要があります。

defaultタブの一番上にある「横書きにする」を「いいえ」に変更して下さい。

出来上がるファイルは縦書きの状態で出来上がります。

保存先など

小説のアドレスを登録をすると自動的にダウンロードを開始します。

出来上がるファイルはクローンしたfolderにdataが出来上がっています。ここに各サイトおよび小説毎にfolder出力されます。

kindleの場合は拡張子mobi。他の環境で使うようにepubができているはずです。これを各端末に入れて下さい。各端末の説明は割愛します。

終わりに

このファイルは表紙がついていません。Kindleなどでは文字だけでちょっと寂しいですよね。

次回はこのファイルを更に加工して表紙をつけたり目次は目次にしたりと便利なソフトを紹介しようかと思います。

追記

この記事はちょっと古くなりました。新たに作り直しましたのでそちらをご覧ください。

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