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Windows10上のVirtualboxにubuntuを入れる
今まで古いMicrosoft Office 2010を利用してきた友人が、そろそろ新しいOfficeに乗り換えなきゃならなくなったようなのですが、その前に無料で利用できるLibreOfficeを試してみたいとの連絡がありました。
なんでも友人の周りも利用しているようなので使い勝手を検証したいと。ただ検証なので今のホストPCには最終的に入れるようにして環境をあまり汚したくないという。
環境うんぬん言ってる割には新しい物好きなので、ここは私が使っているVirtualBoxをおすすめしようと進言しました。
VirtualBoxは特に凝った環境(SSD+HDDみたいな?)ではないので普通にインストールしました。ここで利用したのはVersion6.0.4を選択しました。ゲストアドインも一緒にインストールしておきます。
ubuntuは18.04LTSのデスクトップを選択。Windows10と行きたい所ですがライセンスがないので致し方ありません。ubuntu japanteamの所からubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.isoをダウンロードしてきました。
ここからは私も含めてインストール記録として残しておきます。
まずは新規インストールするため「新規」を選択します。
次に仮想マシンに名前をつけます。ここでNameに入った文字列がそのままディレクトリ名になるので考えて入れる事。今回はubu18041と入力しました。
次に仮想マシンにどの位メモリを配分するかを設定します。ここはデフォルトでもいいでしょう。メモリに余裕がある人は2048でもいいかもしれません。
次に仮想ハードディスクを設定します。最初はubuntuをlive起動して使ってみたんですがイマイチ手数がかかるので新規にディスクをあてがう事にしました。
種類としてはVirtualBox標準のVDI方式で可変サイズにしました。
容量としては表示されているのが最低限の容量なので倍の20GBを設定。そして作成を押すと仮想端末が出来上がります。
次に起動ディスクの設定を行います。左ペインで作成したubu18041を選択し右ペインにある「設定」を押します。
設定画面が表示されます。その左ペインにあるディスプレイを選択。
ビデオメモリーという項目を右端一杯128MBまで割当てます。
次にストレージ。ストレージは設定にもよりますが2つディスクが設定されています。そこの「空」と書いてある所を選んで
一番右端あるDiskアイコンを押すと「仮想光学ディスクを選択」という項目がでてきます。それを選びダウンロードしてあったubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.isoを選びます。
これでOKを押して設定画面を閉じます。その後右向き矢印の「起動」を選択して実行します。
ubuntuのインストール方法は各所にあると思うので割愛します。apt update , apt upgrade等は適宜やっておいて下さい。
ここまできて分かると思うのですが画面が小さいですね。これを広げられるようVirtualBoxのグラフィック機能を導入したいと思います。
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VirtualBoxーGuestAddOnをインストール
VirtualBoxのGuestAddOnをインストールしてあげるとゲストOSからは新規にVideoカードが追加されたように見えるようになります。しかしこのインストーラはあまり親切ではありません。ゲストがWindowsのようにプログラムが揃っているわけではないのです。そこで必要なプログラム(モジュール)を手動でインストールします。
ubuntuの画面上で何もない所で右クリックするとリストボックスが出てきます。その中の「端末を開く」を選択し端末を起動させます。
そこから次のコマンドを入力します。
sudo apt install build-essential dkms
これが終わればGuestAddOnがインストールできる状態になります。GuestAddOnは「デバイス」ー「Guest Additions CD の挿入」を選択します。しばらく待つと
と出ますので「実行する」を選択します。次にパスワードを聞かれるのでubuntuで利用しているユーザーのパスワードを入れて下さい。
ここまでくればubuntu設定からディスプレイサイズの変更が可能になります。
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最後に
使ってみると結構使えるもんですね。これならOffice買う必要性が薄れてしまいます。友人は気に入った様子でこのまま使ってみるとの事でした。
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