この章の説明
ここでは今後最もよく使われるrootユーザーへの切り替え方法と表示例を説明します。
rootパスワードの設定
これから先「rootユーザーで操作して下さい」という文言があった場合rootでログインして頂く必要が出てきます。その為root用のパスワードを設定しておきます。
sudo passwd root
最初に現在ログインしているユーザーのパスワードを聞かれる可能性があります。(sudoでは時々あるはずです)その場合はまずpiユーザーのパスワードを入力します。
次にrootユーザーのパスワードを新規で入力します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo passwd root 新しい パスワード:
ここは入力したものが見えないので注意して入れて下さい。続いて先ほど入れたパスワードの再確認の為同じパスワードの入力を促されます。
sudo passwd root 新しい パスワード: 新しい パスワードを再入力してください: passwd: パスワードは正しく更新されました
同じ物を入れれば上記のように更新されます。
「rootユーザで作業して下さい」とあった場合
今後この文章があった場合次のコマンドでrootユーザーに切り替える事ができます。
su -
するとパスワードを聞かれますので先ほど設定したrootパスワードを入力してください。
pi@raspberrypi:~ $ su - パスワード: root@raspberrypi:~#
変わったところが2か所あります。一つはユーザー名。コマンドの入力するラインの一番左端から@までです。さらにコマンド入力ラインの最後が$から#に代わっています。$が一般ユーザー、#がrootユーザーです。今までは何も書きませんでしたが今後はコマンドがわかりやすい様全て同じ表記で記載して行きます。この辺り注意してみながら作業して下さい。
表示例
一般ユーザー
pi@raspberrypi:~ $
rootユーザー
root@raspberrypi:~#
rootユーザーになった後に一般ユーザーに戻る場合
root@raspberrypi:~# exit
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