この章の目的
ここではRPi4の起動順序を変更するための操作を記載しています。じつはRPi4にモニタ、キーボード等を繋げば簡単に変更できるメディアを作成できるのですが今回はネットワーク経由で操作を行う方法を説明しています。
起動メディア作成
別途記事にしました。そちらを参照してMicroSDの起動メディアを作成して下さい。
ネットワーク操作の為のソフトウェアインストール
こちらも別途記事にしました。ここはTeratermProを想定して書かれていますので他のソフトが良い方は置き換えて進めて下さい
接続
まずは起動方法を切り替えるだけですので必要な物はRPi4、書き込まれたMicroSD、MainPC、接続するためのネットワーク機器と各種電源だけです。インターネットはスイッチングハブに接続されていると仮定します。
起動
MainPCをTeraTermProが起動できる状態にしてからRPi4の電源を入れます。初期起動に時間がかかるので3分ほど待って下さい。その後MainPCでTeraTermProを起動します。
操作
1.メディア作成時にhostnameを変えていなければ以下のようにウィンドウの設定をして下さい。
ホストをraspberrypi.localにしてOKを押して下さい。
2.接続が正常に行くと次の画面が出ます。
上記は私の環境なので文字が多少違います。「続行」を押して次へ進んで下さい。
3.ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。
ここはメディア作成時に控えておいたusernameとpasswordを入れる画面です。入力出来たらOKで次へ。
4.接続完了
多少私とは違う所もあると思いますがこれで接続は完了しています。ここからはコマンドラインベースで作業していきます。
5.RPi4設定コマンド実行
以下のコマンドを打ち込んで実行してください。
sudo raspi-config
すると以下のような画面になります。
カーソルキーで6を選択して下さい
Enterで次に進めます。
A7を選択してEnter。
E1を選んでEnterします。そうすると一瞬黒い画面が映ってしばらく経つと
デフォルト設定にしていいですかと聞かれるので「はい」を選んでEnter
了解を選んでEnter
戻ってくるので次にまた同じ6を選択してEnter
A6を選択してEnter
B2を選択してEnterを押します。するとまた黒い画面が映ってしばらくすると
上記画面になるので了解を選んでEnter
画面が戻りますのでTabキーでFinishを選択してEnterして下さい。
リブートしていいか聞いてきますがここは電源を落としたいのでいいえを選択します。
ここでRPiをシャットダウンするためのコマンドを打ちます。
sudo shutdown -h now
しばらくするとRPi4の内部LEDの緑が消灯したままになりますので電源を落とします。
以上でUSB起動の設定が完了しました。一応起動順序を変えただけなのでUSBHDDが接続されていなければ自動的にMicroSDから起動しますので安心して下さい。(詳細を申しますとUSBHDDの立ち上がり具合では間に合わなくて両方刺してある場合MicroSDが起動してしまいます。注意して下さい)
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