感謝
先日は夜遅くにアップしたにも関わらず、たくさんの閲覧ありがとうございました。
先日に続いてnarou.rbによるデータ作成について追加情報を紹介したいと思います。
calibreとは
外国製ですが日本語対応の安心なソフトです。
何をするかというと自炊本を加工、修正、変換などを行ってくれる頼もしいソフトです。
今回はこれを利用してepubの表紙や横書きで出力してしまったepubデータを縦書きに変換する方法などを紹介したいと思います。
一応念のため
実はnarou.rbの各本のfolderにcover.jpgまたはcover.pngを置くと表紙をつけてくれる機能があります。
600x800px程度の表紙を自分で作って指定場所に置けばいいだけです。
各設定の縦書き指定や表紙を置いたりなどは簡単にできるのですが、できれば細かい指定など出来たらいいですよね?
そこでcalibreです。
Calibreインストール
上記サイトからCalibreをダウンロードします。
インストールは特に記載するほど気にする所はありません。普通にインストールして下さい。
epubの読み込み
起動するとこんな画面になります。

アップデートがあるみたいですね。あとでしときましょう。
上部に色々なボタンがあると思います。使うのは左3つですね。
まずはepubの読み込みを行いますので一番左上「本の追加」を押します。
ファイルを読み込む画面が出てくるので本のある所で「epub」を選択します。
mobiでもかまいませんが汎用性のあるepubのほうが目次として捉えてくれてる部分が優れているのでこちらを選びます。
するとcalibreに使えるファイルにコンバートをかけながら読み込みます。すると以下の画面になります。

本が読み込まれました。
表紙のつけ方
表紙は簡単につけられます。しかもわざわざ用意せずとも自動的に適切な物を生成してくれます。
やり方ですが
変えたい本を選んでから書誌の編集を押します。
こんな画面が表示されます。

左側が見栄えになります。右は細かい設定を行うためのキャンバスです。今回はお手軽に表紙を生成しましょう。真ん中に表紙を生成というボタンがあります。これを押してください。今現在左の文字等を使って表紙を生成してくれます。すると左側がこうなるよと変化します。

表紙ができましたね。生成ボタンを何回か押せばランダムですが色々と選ぶことが可能となります。このあと右下のOKを押して確定させます。まだこの段階ではcalibreの内部でのみの変更となります。元の画面にもどります。
縦書きの設定とフォント埋め込み等書き出し
縦書きの設定は書き出しの時に指定します。変換したい本を選んで「本を変換」を押してください。

ここで

外観→スタイルと移動するとCSSを指定できます。横書きで出力してしまった場合などで変更したい場合は以下のCSSを埋め込むといいでしょう。
@charset "utf-8"; * { line-height: 150%; } .vertical,.vrtl { writing-mode: vertical-rl; -epub-writing-mode: vertical-rl; -webkit-writing-mode: vertical-rl; line-break: normal; -epub-line-break: normal; -webkit-line-break: normal; } p{ margin: 0; } h2{ margin-left:3rem; margin-top:3rem; }
もともと縦書きの場合は指定しないで下さい。あくまで横書きを縦書きに変更するための項目です。
またフォントタブでフォントを読みたいときに指定できるフォントを指定できる項目があります。
ファイルサイズがかなり大きくなると思いますが読みやすいIPAフォントなどを指定できるのはいいですね。
いざ書き出し
最後に書き出します。右上の出力形式を出力したい項目に変更すれば準備完了です。
右下のOKを押すと表紙共々変換をしてくれます。

ジョブ数が0になるまで待ちましょう。その後パスにあるクリックして開くを押せばファイルがあるfolderをエクスプローラによって開きます。
ちなみに外国産ですのでファイル名はすべてアルファベットになっています。まずは欲しいファイルをコピーしてからファイル名を変更しましょう。
それをKindleにコピーすれば完成です。
最後に
実はこのソフトkindleを接続すると直接ファイルを転送することも可能です。多機能です。
またepubで目次項目が生成されていればKindleなどで目次が機能します。
またWindowsやiPadなどではepub形式が活用できるでしょう。変換をかけておけばいずれも残しておくことを推奨します。私はWindowsやiPadで読む場合は楽天koboのアプリを利用しています。
楽天koboはkoboにしか使えないイメージが強いですがepubに対応しています。
Windowsの場合は保存先と拡張子の変更が必要ですが、iPadは共有から直接読み取ることが可能です。
koboは読みやすいフォントも搭載されているので重宝しています。
今後はnarou.rbとcalibreの二つを駆使して読書ライフを満喫しましょう!
コメント