この章の説明
RPiは基本MicroSDまたはUSBHDDの情報を読んで起動します。普通にファイルのコピーとかでは作成できない物なので特別なインストールメディア作成ツールを使う事になります。
今回はメディア作成までを画像を交えて説明していこうかと思います。
この章で必要な物
- MainPC
- MicroSD 4GB以上またはUSBHDD 4GB以上(こんなに少ないUSBHDDは見たことないですが)
- MicroSDカードリーダーまたはUSBHDD接続ケーブル等
- インターネット環境(ソフト・データのダウンロード)
- ネットワーク機器(スイッチングハブやネットワークケーブル等。接続できるように。)
起動メディアを作る
まずはMainPCで「Raspberry Pi Imager」をダウンロードしインストールします。インストールは普通のプログラムと一緒なので画像などは載せませんが通常のインストールをして下さい。私がインストールしたVersionは1.7.1でした。
MicroSDカードリーダーにMicroSDを入れMainPCに接続します。USBHDDに書き込む場合もこのソフトを利用しますので外部電源も含めてUSBHDD接続ケーブルで接続して下さい。このMicroSDやUSBHDDは書き換えられますので必要であればバックアップなどをしておいてください。また出来るならば他に書き込み可能メディアは取り外しておいてください。後ほど選択画面が出るとはいえ誤消去の元になりかねません。
Raspberry Pi Imagerを起動します。

「CHOOSE OS」を選択して下さい。

「Raspberry Pi OS (other)」を選択します。

一番上にある「Raspberry Pi OS Lite(32bit)」を選択します。

次にMicroSDに初期値を書き込むためのオプションを設定しますので右下の歯車ボタンを押してください。

オプション画面です。Image customization optionsは一回きりか保存するかの2択です。どちらでも構いません。

上記のようにチェックボックスを入れて下さい。hostnameはそのままでも構いませんが2台目以上ある場合は変えておいた方が無難です。後術するssh接続の際に使う名前になります。

ユーザーの初期パスワードを設定します。最初のうちはUsernameは「pi」のままにしておいて下さい。セキュリティ上変更する場合はこのUsernameとPasswordは控えておいて下さい。さらに今回はwifiを利用しない構成にします。理由は転送速度にやや難があったため有線での接続にしました。

ここは日付の設定です。上記になるよう選択して下さい。

ここは上記の通り設定して下さい。詳細は省略します。

次にStorageの「CHOOSE STORAGE」を選択します。

Storage(MicroSDやUSBHDDの事)を選択します。私のリーダーと読者のリーダーでは表示が違うかもしれません。接続したMicroSDの容量や二つ以上付いてたりしたらどのリーダーかなど注意して選択して下さい。

準備はできました。WRITEボタンを押して実行させます。

全て消していいか最終確認のウィンドウです。YESで開始します。

YESを押した後の実際書き込みが始まっています。しばらくお待ちください。

完了するとこのようなウィンドウが出てきます。CONTINUEを押してください。
この後前の画面に戻りますのでプログラムを終了させて下さい。
書き込みは以上です。
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